野球肩・野球肘
こんなお悩みはありませんか？
投球時に肩や肘に違和感・痛みがある
肩の疲労感がなかなか抜けない
肩が重だるく、張りやすい
投球の瞬間に鋭い痛みが走ることがある
肩や肘の可動域が狭くなってきた
軽く投げるだけでも痛みが出る
投球フォームが崩れることが増えた
肩を回すとゴリゴリ音がする
何もしていなくても痛みが続く
腕が上がらない・回らない
力を入れた瞬間に激痛が走る
急に力が入らなくなる
これらは野球肩・野球肘の初期サインの可能性があります
野球肩・野球肘について知っておくべきこと
・野球肩とは
野球肩とは、投球動作の繰り返しによって肩に負担がかかり発症する障害です。
投手に多く見られますが、テニス・バレーボール・やり投げなどの競技でも発症します。
肩関節に強いストレスが加わることで、炎症腱や軟骨の損傷
などが起こり、投球時の痛みから始まり、進行すると日常生活にも痛みが出るようになります。
・野球肘とは
野球肘は、投球動作により肘に過剰な負担がかかることで発症する障害です。
特に成長期の小・中学生のピッチャーに多く見られます。
投球時
肘の内側には体重以上の牽引力肘の外側には体重の約3分の2の強い圧力
が加わります。
成長期の骨はとても弱いため、繰り返し負担がかかることで
骨端軟骨の損傷や剥離を起こす危険があります。
症状の現れ方は？
1．初期症状（軽度）
投球時に軽い違和感や痛みがある
投球後に肩の疲労感が残る
肩が重だるく、張る感じがする
休むと楽になるが、投げると再発する
この段階でケアを行えば、悪化を防ぐことができます。
2．中期症状（進行期）
投球時に鋭い痛みが走る
痛みが長引き、日常生活でも違和感が出る
肩の可動域が狭くなる（腕が上げにくい・後ろに引けない）
ボールのスピードが落ちる、力が入らない
この段階で無理をすると慢性化のリスクが高まります。
3．重症化（慢性化・損傷期）
軽く投げるだけでも痛い
肩を回すとゴリゴリ音や引っかかり感がある
腕が上がらない、後ろに回せない
痛みをかばってフォームが崩れる
安静時でも痛みが続く
長期間の治療やリハビリが必要になります。
その他の原因は？
【野球肩】
痛みが出るタイミング
投球時（リリース時・フォロースルー時）
投球後に鈍い痛みが残る
悪化すると日常生活でも痛みが出る
主な痛みの部位
肩の前側（上腕二頭筋腱炎など）
肩の後ろ側（インピンジメント症候群など）
肩の上部（腱板損傷・関節唇損傷など）
【野球肘】
痛みが出るタイミング
投球時（特にリリース・フォロースルー）
投球後に違和感や鈍痛
重症化すると日常生活でも痛み
主な痛みの部位
内側型野球肘
外側型野球肘
後方型野球肘
野球肩・野球肘を放置するとどうなる？
1．痛みの慢性化
初期は投球時だけでも、悪化すると
服を着る・髪を洗うなどの日常動作でも痛みが出るようになります。
2．肩や肘の可動域が低下
腕が上がらない
後ろに回せない
全力投球ができない
といった状態になります。
3．腱や軟骨の損傷・断裂
腱板損傷
関節唇損傷
重症の場合、手術が必要になるケースもあります。
4．最悪の場合、競技続行が困難に
「全力投球ができない」
「痛みでスポーツを続けられない」
といった事態に発展することもあります。
当院の施術方法について
1．鍼治療
痛みの軽減・炎症の抑制・筋肉の緊張緩和を目的に行います。
期待できる効果
血流改善による痛みの軽減
炎症の抑制
肩・肘の可動域改善
神経の興奮を抑え、違和感やしびれの緩和
2．電気治療
痛みの軽減、炎症の抑制、筋肉の回復促進を目的とした治療です。
主な種類と効果
低周波治療（TENS）
痛みの抑制、血流促進
干渉波治療
深部の筋肉を刺激し、筋緊張を緩和
EMS
弱った筋肉のリハビリ・筋力回復
軽減していく上でのポイント
痛みを感じたら無理に投球しない
アイシングやストレッチで炎症と柔軟性ケア
早めに専門機関を受診する投球フォームの見直し
リハビリ・トレーニングの継続
野球肩・野球肘は、早期対応で回復が十分に見込める症状です。
しかし、放置すると将来的に選手生命に関わる問題へ発展する可能性があります。
少しでも肘や肩に違和感があるしびれがあると感じた場合は、
接骨院や整形外科へ早めにご相談ください。
監修
井尻駅前接骨院 院長
資格：柔道整復師
出身地：北海道札幌市
趣味・特技：野球観戦、サウナ、居酒屋巡り
